7. 本日集会?!
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  7. 本日集会?!
 
 
「タマちゃんおはよう」

「おはようシロちゃん」

天気が回復し機嫌のいいシロちゃんが言った。

「昨日は雨だったけど、今日は晴れてよかったね。桜ヶ丘第六校区東の場所なんだけど、西にも別のグループが集会をやっているのよ。でもあまり仲が良くないから気をつけてね。」

「桜ヶ丘第六校区にはたくさんの猫が集まるんだね。」

「以前、第六東と第六西で場所争いがあってね、朝の日当たりがいい第六東をずいぶん前の猫様達が勝ち取たおかげなんだって。それからずっと私達の集会場なのよ。」

「そんな争いがあったんだ~」

猫同士で場所争いがあるんだとタマは驚いた。しばらく行くとシロが木々の間に入っていった。

「タマちゃんここよ」

すると大きめの体のオス猫が歩いてきた。

「第六東のリーダーのレオンよ。レオン、初めて参加のタマちゃんよ。」

レオンに近づいた。

「シロちゃんから聞いているよ。君がタマなんだね、よろしく。」

「レオン、よろしく。集会なんて初めてだよ、楽しみにしてきたんだ。」

「もうすぐ太陽の日が差し込むんだ。とても気持ちいいんだよ。」

猫には十分の広さの芝生に太陽の日が差し込んできた。

「気持ちいいにゃ~」

猫達は、仲良く暖かい日差しにマッタリとしている。縁側でゴロゴロするのもいいけど、芝生でゴロゴロするのもいいなと幸せに感じるタマだった。

「ここならタエちゃんの邪魔が来ないにゃ!」

桜ヶ丘第六校区東の猫たちの集会が始まる。
                        
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